2014年01月17日

【特集】「大災害に備える」市民公開講座に行ってきました(4)〜阪神淡路大震災の教訓〜

12月13日(金)に順天堂大学静岡病院で開催された
市民公開講座「大災害に備える〜災害時に医療が必要な方の心構え・備え〜」に行ってきました!!

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の報告・・・
第4回目です。(第3回はコチラ>>


今日は、阪神淡路大震災が起こった日。
あれから19年になります。

私は当時、大阪に住んでいました。
朝方にあの地面から突き上げてくる揺れで
目が覚めました。

目が覚めても動けません。
家がきしむものすごい音がし、
身の危険を感じる、
恐ろしい揺れでした。。。
  (>>私の阪神淡路大震災の経験はコチラのブログに



今回の市民公開講座の中でも、
阪神淡路大震災の話が出ていました。


  過去の経験を未来に生かす
       ↓
    大災害に備える
被災された方々の辛い体験を無駄にしない



と、岡本先生が講演でおっしゃってました。



そこで、今日は
市民公開講座の中でお話がでていた

阪神淡路大震災の当時のことを中心に

ご報告したいと思います。




1995年1月17日(火)午前5時46分発生
「阪神淡路大震災」の頃のこと。。。

この当時は、まだ日本には災害医療体制ができてなかったそうですもうやだ〜(悲しい顔)

第二回目の市民公開講座の報告でも
お話しましたが、

災害時は、
いかに適切に患者さんを広域搬送するか 
が重要になってきます。

それなのに、
阪神淡路大震災の時には、
道路は寸断され、救急車で運ぶことができません。


現在の私たちは、
すぐに
「ヘリコプター」で輸送すればいいやんひらめき

って思いますよね。


でも、
大災害に備えた災害医療体制がない当時は、
ヘリでの輸送も簡単ではなかったようですあせあせ(飛び散る汗)


発災(=震災の発生)初日には、

なんと、

たった一機しかヘリが飛ばなかったんですってもうやだ〜(悲しい顔)

それも、兵庫県の医師が個人的なツテで
手配できたヘリに患者さんを乗せて
大阪の病院へ運んだらしいですダッシュ(走り出すさま)

マスコミのヘリはどんどん飛んでたのに・・・
なんてことだちっ(怒った顔)



患者さんを搬送する手段としての
ヘリ輸送体制ができなかったんですねふらふら

事前に、備えていなければ
簡単に思いつくことでも実行は難しい

と、
いうことのなのでしょうたらーっ(汗)

それも、災害時は、何もかも混乱してしまうから
特に準備して訓練してないと
動けないものなのでしょうね、、、


これは、私たち個人の行動にもあてはまると思います。
考えられることは
想像して、備えて、心構えをしておくことで
やっと少しは考えたように行動できるんじゃないかな・・・

「備え」

大切ですexclamation



それで
阪神淡路大震災の時は、
発災後3日間は、ヘリでの県外搬送はほとんどできなかったそうですがく〜(落胆した顔)


災害医療が目指すものは
  ↓ 
  ↓
「避けられた死」を最小限にすること!



この阪神淡路大震災の時には、
後の調査で、避けられた死が500名を超すだろうと言われているそうですもうやだ〜(悲しい顔)


そんな阪神淡路大震災の教訓から
以下のように
日本でも災害医療体制が整えられていったそうです。

【阪神淡路大震災の教訓を生かして】
・災害医療を担う病院がなかった
          →災害拠点病院 
・現場の急性期医療が欠落していた
          →DMAT(災害医療派遣チーム)
・重症患者の広域搬送が行われなかった
          →広域医療搬送計画・ドクターヘリ
・医療情報が全く伝達されなかった
          →EMIS(広域災害・救急医療情報システム)
     静岡県では→FUJISAN(ふじのくに防災情報共有システム)


     (※青字の部分は、市民公開講座の配布資料より転記)




阪神淡路大震災の頃からすれば

災害医療体制ができてきていると知り

ちょっとホっ揺れるハート

しますよね



ドクターヘリや
DMAT(ディーマット)も
阪神淡路大震災の後にできたんですねぇexclamation


あのひどい大災害の教訓から、
日本にも災害医療体制が整えられてきたんですね。

そして、
東日本大震災などさまざまな災害時に生かされ、
また
東日本大震災などの教訓から
これからの災害医療体制が進化していく。


私たち一人ひとりの意識も
高まっていかねばと思います。



では、また続きますね〜

          次回につづく>>

posted by アスモスマイル at 13:25| 防災関連の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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