さて今日は99の日
いや、「救急の日」です。
私は救急医療で命を助けてもらいました。
私だって 救急車に乗せられた時には、
「まさか・・私がこんなことになるなんて・・・」です。
普段は救急って
”自分には関係ないことだ”と思いがちですよね。
でも、こんなに信じられないような自然災害も頻発しているし、
他人事ではなく、
もしもの時には誰に連絡しようとか、
どうやってお医者さんに伝えようとか、
たまには緊急時のことも考えておいてほしいなと思うのです。
私が高度救命救急センターに運ばれた時のお話、
前にもブログに書いたのですが
その続きがなかなか書けないまま一年近くが過ぎてしました。
救命センターでの闘病は10年以上も前の話なのですが
今もしょっちゅう、
いえ毎日のように生々しく思い出すのです。
それなのに、文章に書き出すパワーがなかなか出ないものです。
でも、救急医療について考えてほしいと
救急医療で助けられた私は思います。
だから、
ちょっと頑張って書いていきますね。
今日は、ちょっと前回よりさかのぼって
救急車に乗せられる直前のお話です。
その時、私は、とある小さな病院[東山病院(仮称)*]に入院していたのです。
でも、その病院でできる強い治療(ステロイドパルス)をしても
ほとんど回復しそうにない。
遠のいていく意識をひきとめることに集中して
時間が過ぎていきました。
でも、どんどん力が抜けていく。
顔は土色になり、見える世界まですべてが黄色い世界に変わっていました。
激しい黄だんがでていたのです。
力が抜ける。
フェードアウトいう言葉が近いでしょうか。
意識も力もすべては消えていきそうになっていました。
本当に死が近づいていることが
自分でもわかりました。
病院のベッドで寝ているのに。。。
誰も助けてくれない。。。
消えゆく意識の中、
会いたい人や連絡つけたい人が何人かいたんです。
死ぬ前にというよりは、
生きるために
会いたい。
生きる気力が湧くように、その人に会いたい。
そんな人がいたり、
心配しているであろう、大学院の恩師にも、
(当時、病気の最中に大学院を修了したばかりで気分はまだ大学に所属していました。だから教授に連絡しなきゃ・・・と)
私が死にかけていることは知らせないと。と思いました。
日が明けると、
その病院では、もはや治療できる状態でなかったので
病院が救急車を呼び
高度救命救急センターへ運ばれることになりました。
やっぱり
私の思い過ごしではなかったのです。
いよいよ本当にヤバい状況になってきました。
だから、やっぱり会いたい人達に会いたい。
連絡しときたい。
でも、救急車で運ばれる時、
その人達の電話番号は私の携帯にしか入れてなかったのです。
皆さんもそうでしょ?
友人、知人の連絡先って携帯電話に入れてて
手帳に書き留めたりってほとんどしてないですよね。
「その友人たちの連絡先を見つけて連絡してほしい」
と、
付き添っていた母に携帯電話を渡したのです。
それで私は力尽きた。。。。
といってもいい。
携帯電話を渡された母は、
目の前の娘が、意識を失いかけて
死にそうになっていくのを見ながら
使ったことのない娘の携帯電話から
必要な電話番号を見つけ出すなんてできるワケがない。
私はそれ以降の意識がもうろうとしているので
どうやって母が連絡してくれたのかわかりませんが、
たった数人に連絡つけるだけのことなのに、
大変な時間と苦労をかけたと思います。
みなさんも、
外出時に何か緊急時があったら
誰に連絡つけたいか、連絡しなきゃならないか・・を考えておいて
家族や、職場の誰かにすぐに連絡つくように
スマホだけじゃなく、
何かに書いて持っておいた方がいいですよ!!
本当に
あわてたときはアナログ強し。です。
通りすがりの救助の人は、あなたのスマホを操作するのは大変なことです。
ロックがかかってたり、充電切れかけだったら
もうどうしようもない。。。
家族でさえも
こんな時は、もうみんなあわててしまうものですから。
本人より家族の方が頭真っ白になってしまうかも。
本人も家族も、普段は当然わかるような
簡単なことでも口に出せなくなったりするので、
普段から救急医療情報「まもるカード」持っておいてほしいです。
※「まもるカード」は私の闘病経験から必要性を痛感して製作したカードです。
本当にぜひぜひ持っておいてほしいのです。
健康な人も「普段は健康です」というのが緊急時には大切な医療情報になるんですよ!
(↑救急医も言っています)
自分や家族を守る為に、
あわててうろたえることを最小限にするために
ちょっとしたことですが、
自分の体調・医療情報をまとめて持っておいてほしいです。
それで、話を戻しますが、
私は意識もうろうとなりながらストレッチャーで
救急車に乗せられ、
小さな東山病院*(仮称)から
高速道路をぶんぶん走り
大学病院の高度救命救急センターへと搬送されました。
搬送されるところは、前回の記事をご覧ください。
今月中には、この続き
高度救命救急センターの中のお話も書いていこうと思います。
怖いことにならないように、
あわててうろたえることを最小限にできるように、
家族の負担をちょっとでも軽くするために、
平和な時から、自分の体調・医療情報を携帯しておいてほしいです。
緊急時や
救急医療についても
たまには 自分ごと として考えてみてください。
つづき≫【処置室からICUへ】
長かったですね。最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)
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