2014年09月30日

【高度救命救急センターの中】処置室からICUへ〜まさか、私がこんなことになるなんて・・・〜

〜まさか、私がこんなことになるなんて・・・〜
と、
高度救命救急センターの中に入院したところの続きです。
  (1) http://asumosmile.seesaa.net/article/376229242.html
(2) http://asumosmile.seesaa.net/article/405150830.html


9月じゅうには書きます!と宣言していたのに、
やっぱりなかなか書けず、またまた9月末。
今日は思い切って!書いていきますネ。

じゃ、行きます。


救急車で寝屋川の病院から
吹田市(大阪)の大学病院の高度救命救急センターへ運び込まれ、

処置室で
あれよあれよと体じゅうに管が刺されたあとからです。

  ↓ ↓ ↓



ドクターが2人やってきて
処置台に寝かされている私の顔を覗き込んだ。


二人とも
マスクとヘアーキャップ(不織布でできた 七福神えびす様のような帽子)
をしているから、顔はよくわからなかった。

細くて緑色の手術着のような服を着た医師と
丸顔で大きくて白衣を着ている医師だった。


「救急のNです。吉野さんの担当になりました。」

「第3内科のOです。
吉野さんカルテ見せてもらったけど、
今までいろいろと大変な病気をしてこられたんやねぇ。
今回も大変だけど一緒に頑張りましょう」


担当の医師たちが
自己紹介してくれたのだった。


処置室の処置台に横たわったままの私は、
うつろながらも、
この二人の顔を見上げ
しっかりと目を見た。

「よろしくお願いします。・・・絶対に生きて帰して。」



救急のN先生が主治医であり、
O先生は、私の持病であるSLE(全身性エリテマトーデス)を診る
免疫内科としての担当医になったのである。

救急、免疫内科のほかに、
消化器内科、消化器外科も加わり「医師団」が結成され
私の救命にあたってくれた。

高度救命救急センターは
他の病院では手立てが難しい重症患者ばかりを受け入れ治療してくれている。

一人の患者を命を救う為に
必要な各科から専門医が集まりチームを作って救命にあたるのである。



Nドクター「それじゃ、ひとまずCT撮りますわ」

さすが、高度救命救急センターだ。

CTを撮りに病院内をさまようことはなく、
処置室のすぐ横に
救急専用のCT室があり、
私は寝かされたまま隣の部屋へ動かされ、
すぐに撮影された。


CT撮ったことがある人はご存知だと思いますが、
患者は横たわり、大きな機械に飲み込まれていくのです。

そしてそのCTの大きな機械は、患者に向かって
「はい、息を止めてください。」とか指示するんですよね。

放射線を使うので、
CTをとる間、医療者は放射線の影響が少ない安全な場所から
患者の様子を覗いているという具合なので、
機械がいろいろ指示を出すわけです。

その時の「息を吸って、止めて。」とかいう機械の声も
その時の私には苦痛でたまらなかった。

息を自分でどうこうできる状態じゃないんです。
浅い息でやっとこさ生きてる感じだったから、
止めるなんてとんでもない。




そしてCTが終わると
別のドクターが来て 「じゃ、ひとまずICUに行きましょう」と。

私「ICUって4階の?」
(4階には手術室があり手術後のICUがあるのを知っていたのです)


ドクター「いいえ、この救急病棟にICUがあるんですよ」

私「(へぇーなんでもあるもんやなぁ…)」


ICUというのは、集中治療室のこと。


CT室からICUのベッドに運ばれた。

まさか私が
高度救急センターのICUに入院することになるなんて・・・

ドラマでしかしらない世界。

うそぉ・・・



高度救命救急センターの中のICUにある
この小さなベッドが、今日から私のすみか。
ベッドから動くことはできない。





このころ、私の意識はもうろうとしていた。

そして
同じころ、両親はカンファレンスルームという病室とは別の場所で
いま撮影されたばかりのCTの結果を聞かされていた。

ドクター「娘さんの状態は極めて良くない状況です。肝臓が通常の10分の2から、10分の1ほどに萎縮しています。
今からすぐに血漿交換という治療をする必要があります。全身の血を入れ替える治療です。」

ドクター「血漿交換をしてPT(プロトロンビンタイム:止血能力を測る指数)が回復しなければ、移植しか手立てがありません。
早急に生体肝移植ができるドナーを親族から探してください。」

両親「・・・・・・(絶句)」 あまりに衝撃的な話を聞かされ、息をすることも忘れるぐらいだったろうと思う。



しんどいしんどいと言いながらも
3日前までは、自宅のベッドで横になっていた。

2晩、寝屋川の病院に入院して、そこではどうしようもなくなって
いま高度救命救急センターのICUで管だらけになって寝かされている。

頭もとにある血圧や脈拍などを映すモニターは
常にビービーと警報音のような
イヤな音を立てている。



つづく≫

前回はこちら≫今日は「救急の日」*【高度救命救急センターに運ばれる直前の話】