こんばんは。ひさびさに私ブログ管理人の闘病にまつわるお話します〜
中学3年生の時から、血が止まらない病気だったのですが・・・
病名は「特発性血小板減少性紫斑病」という漢字だらけで目が回りそうな病気です。
略称はITP(アイティーピー)
自己免疫疾患という、自分の抗体が自分の血小板を攻撃しちゃうというやっかいなヤツです。
その病気についてはこちらにも
関連記事≫【連載】開発ものがたり4〜見た目はフツーの女子高生。だけど血が止まらない病気だったのです〜
≫血が止まらない難病(ITP)だった私の高校・大学の体育授業の話から・・・
≫ITP(特発性血小板減少性紫斑病)のこと。アピタル(朝日新聞の医療サイト)でインターネット講義ありました。
病名のとおり、
血小板(血を止める作用がある)が減少してしまっているので
血が止まりにくいんですよね。
高校生の時が一番状態が悪くて、
なにもしなくても、内出血が起こる
重力で落ちる血が手や足の末端で、内出血を起こすような状態でした。
大学4年生の冬。
血小板はそれなりに回復していたのですが、
でも、正常値には程遠く、、、出血しやすい状態。
それなのに、、
そんなときに、、、、
私にも「親知らず」が生えてきてしまいました・・・
「親知らず」皆さんは生えましたか?
大人になってから一番奥にジワーっと生えてくるヤツです。
しばらく前から膿んできてまして、
その時は右のほっぺただけ丸〜くぱんぱんに腫れて
「もう抜くしかない」と思うような状態でした。
血が止まらない私が、歯を抜く。
恐ろしやぁ・・・
大冒険です。
いや、大ばくちです。
そんな命がけの博打はできないので、
大きなどんぐり飴を詰め込んだように
右のほっぺたを膨らませた私は
迷うことなく
持病(ITP)で通っている大学病院の
歯学部の方へ直行しました。
(ちなみに、内科のある医学部附属病院と同じ敷地ではあるものの、
歩いて30分ぐらいかかる離れた場所に歯学部は建ってました)
はじめて大学病院の歯学部へ入り、
症状を説明していきついた先は
「第二口腔外科(だいにこうくうげか)」
「・・・外科」
あぁ、恐ろし気なネーミング。
研修医が問診したり、
なんやかんや途中で呼ばれるので
大混雑の廊下のベンチから動けないまま、
順番を待つこと
3時間。
やっと診察室に入ると、
大学病院の歯学部は広ーい。
街の開業医の歯医者さんとは違うー
(診察台(椅子)は一緒)
診察台に座ると
まずは若い研修医が採血しにくる。
(歯医者で採血かぁー。おぉ!さすが大学病院や)
なんど刺しても、採血できない。
(研修医へたくそーっ!)
中学3年生の時から月1〜2回は採血され続け
採血される側ベテランになっていた私は、
研修医のあまりの下手さに黙っておられず
「血管に沿って、針入れないと」とボソっと口に出てしまった・・・
「わかってますけどねっ」と、
焦りを隠せない研修医に
逆切れされ・・・
見かねた指導医が
指導しながら採血完了。
(不安・・・だいじょうぶなのかぁ)
その後、
ちょっと怖い雰囲気のキリリとした女医がやってきて
診察してくれました。
やっぱり抜かねばならぬと。
その時の私の血小板数は6万〜8万ぐらい(<金額じゃないよ)
(正常値は15万以上)
日常生活では問題なく暮らせるレベルまで回復していたものの、
歯を抜くにしては微妙な数値。
担当してくれた
女医も、慎重でした。
抜かねばならないけど、
その日のうちに抜くわけにはいかず、
まずは同じ大学病院医学部の血液内科主治医に
診察室から電話してくれて
私の歯を抜く相談が始まりました。
(おぉーさすが同じ大学病院。内科の主治医に電話してくれるなんて
なんて安心なのーー☆と、さっきの研修医への不安は飛んでいきました)
私にも電話の内容が遠くにうっすら聞こえてきましたが、
以前にアレルギーを起こした薬の話とか、
歯の炎症を抑える抗生物質が使えるかどうかとか、
なんだかんだ、口腔外科と内科で私の歯について話し合いが・・・
診察台に乗ったまま緊張しながら待っていると
「入院しましょう」とのこと。
「え、」
「(歯学部に入院かぁー)」
卒業近づく大学4年生の冬。
どうなるやら。
長いので、またつづきは次回に〜