2023年11月07日

【連載】難病SLE患者が大腸憩室炎をこじらせた闘病記(8)管理栄養士さんから教えてもらった『食品成分表』の本

こんばんは!

なんか季節外れの暑さだったり、やっぱり朝晩は寒かったりと、変な気候ですが、皆様お元気ですか?
私は、先週通院がありまして、その後にぐったり・・・
3連休はきっちりバテてしまっていました(T_T)

昨日ぐらいからちょっと回復♪
なんとかやってます。


さて、「大腸憩室炎の手術をした話」の連載を読んで下さっている方もいらっしゃると思いますが、

その退院時に、管理栄養士さんから食事指導があったんです。




大腸(S状結腸)を20センチほど切除したあとだし、
それに、その手術時にストマ(人工肛門)を作っていたので
家に帰ってからの食事の注意について、
管理栄養士さんの指導がありました。

大きな目標の一つは、
激減していた「体重を戻したい!」ということ。

退院が11月4日で、
3ヵ月後ぐらいにもう一度手術、次はストマを閉鎖する手術が計画されていました。

それまでに、体力を戻さねばということで、
「あと4キロ〜5キロは太ってね!」という目標が立てられました。


私の人生において、(ステロイドを飲み始める前も含めて)

「やせたい」は、常に頭の中にあって、「ダイエット」が日常でしたが、

はじめて「太らねば」という状況になりました。


珍しい状況に、なんだか、こそばゆい(^^;)


ちなみに、

確かに、体重は激減なんですけど、

体型がおかしなことになってしまって・・・(涙)


手術したお腹が、ずーっと膨らんでるんですよ。

他は全身、腕も足もゲッソリ細くなってて、おしりも消えたんですけどね・・・(涙)

お腹だけぽっこり。


手術前よりもぽっこり。


腸が切られて怒ってるのかなぁ・・・、それで腫れてるんかなぁ・・・とか思ってました。

(おかげさまで、数か月したら治まりました)




さて、

「体重を増やそう!」と言われても、

「食べて良いんだよ!」と、言われても、

手術前もだけど、手術後もあまり食べられないんです。


その年(2021年)の1月から10ヵ月間ほど、あまり食べられないという月日を過ごしていたので

手術してからも、胃腸が食事を少しずつしか受け付けられないみたい。


家に帰ったら、精神的にリラックスして、家なら好物も手に入るし
「ゆっくり食べられるようになるかな〜」って感じで楽観的だったので、
とりあえず、食べられるようになるまでは、
一日に何度にも分けて、少量ずつ食べるようにしました。


その退院時の食事指導をしてくれた
管理栄養士さんは、
若くてかわいい女性で、

病棟担当だったので、入院中にも
なんどもお話に来てくれていました。




それで、退院時の栄養指導では、
「食品成分表」の大きな本を持ってきて、
私に必要なプリントも印刷してくれていて、
とっても親切。

丁寧に説明してくれて、

前回の連載にも書きましたが、

「食物繊維の多い物は、ダメ」
「豆やコーンなど粒をそのまま食べるものは、ダメ」
「キノコ、海藻類、ダメ」

とか、注意されたかな〜

あとは、私は貧血がひどかったので、
貧血に効く食事とか
(でも、食事ではあまり改善が見込めないらしいです<医師)


カロリーを上げられるし、食べやすいものとして、
アイソカルゼリーとかいう
病院の給食にもついてきていた
カロリー補助食品も教えてもらったり。

↓こんなの↓(Amazonで売ってます)

メイバランスとか↓(Amazon)


普通のスーパーでは売ってない、特別な便利食品が病院では使われていますね。
介護とかでも利用されていると思います。
入院すると、知らないことをいろいろ教えてもらいます。



それで、

退院が11月4日だったでしょ。


ということは、
お正月が迫っていたので、

私>「お餅って、食べて良いの?」と、聞いたところ、

栄養士>優しくいい笑顔で「お餅もやめときましょう(禁止)」と。


私>「そっかぁ。じゃ、次、「干し柿」は?好きなんだけど・・・、どう?」

それも、

かわいい顔で

栄養士>「美味しいですよねー!でも、あれは繊維が多いからねぇ」といいながら

こちらの『食品成分表』を見せてくれて、

DSC_2307.JPG


栄養士>「今年はやめときましょう(禁止)。また、ストマが取れたら食べられるから」とニッコリ


私>「はーい・・・(^^;)」



でも、正直なところ、食べ物の制限が多少あったところで、私はなんともありませんでした。

もう、食事がまったく食べられない期間が長かったから、ほんまに命の危険を感じるような入院だったから、

「生きて家に帰れて、母の手料理を食べることができる」
「家の暖かなベッドで眠れる」

そんな、ありがたいことに感謝でいっぱいだったので、


正月に餅がなくても、
甘い干し柿が食べられなくても、
鍋に、白菜やキノコがなくても、
お肉が食べられなくても、

なんともありません。


ただ、家に帰ってからも、

次の手術のことと、小腸についたストマの管理の事で頭がいっぱいでした。


次の手術を考えるとかなり憂うつだったんですけど、

とにかく手術に向けて、
体重を増やさねば!との気持ちで、食べて太ろうと頑張っていました。



家に帰ってから食事についてよく考えるようになったら、

管理栄養士さんが手にしていた「食品成分表」の本が欲しくなって

Amazonでポチり。



こちらです↓

DSC_2309 (1).JPG


管理栄養士さんからいただいたプリントを見ながら、
DSC_2308.JPG
(↑栄養士さんからもらったプリントが挟まっています)


本をめくりめくり、食品成分を調べながら、「食べたいもの」、「食べられるもの」を選んで

食事を考えるようになりました。


この本、眺めてるだけでも楽しいんですよ♪


それに成分表を見ていたら、

「この食品にこんなに繊維あるの?」「こんなに脂質あるの?」とか、

新しく知ることが多くて、付録も面白いし。



その後(その翌年:2022年)に、私は総胆管結石にもなりまして(涙)

その退院時からも、この本のお世話になっています。



制限食や、食事についてちょっと深く考えたいな、知りたいなという時には
この本、見やすくておもしろいので
オススメです!

食事は大切!
体を作ってくれるものだから、今日食べたものが、明日か明後日か来週か?近い未来の自分を構成してるんだもんね。


「医食同源」


食べるものに注目してみるべきやな〜っと、

病気で食べられない状態になると、特に強く思うのでした。


皆さんも、ごはん美味しく食べてね!







長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。
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