こんばんは。
先日は、「119で救急車を呼ぶ時の話」でしたが、
本日はそのつづきで
「救急車で搬送される時」の話です。
前回投稿よりちょっと間が開いてしまいすみませんでした。
では、
救急車が到着して、救急隊員が部屋に入ってきたところから・・・
玄関のカギは開けておきます。
救急隊員が到着すると、
ピンポンは押してくれました。
すぐに病人の部屋に案内しますと、
病人の意識を確認したり、
症状を聞いたりしながら、
しばらく問診のようにしていて
●コロナ以降は、
「発熱」についてや、近々の「移動歴(都会や人混み、海外に行ってなかったか)」を詳しく聞かれるように思います。
ひととおり、病人との話が終わったら
では、病院行きますか!と、
担架*に母を乗せて救急車まで運んで行かれます。
(*ストレッチャーであることもあります。運ぶ場所によって変わります)
前回にも書きましたが、ここで
ポイント!
・付き添いの人は、病人の靴や上着も忘れずに。
特に靴は、入院になったとしても必要です。
救急車に乗ると、
病人は硬い長椅子のようなベッドに横たわらせてもらい
血圧計、心電図、酸素を測るパルスオキシメーターをつけられます。
モニターしながら、
病人に、再度詳しく問診のように、症状などを聞いています。
付き添いの人が救急車に同乗する場合は、
病人のベッドの横に、
座れるようになっているので、(こちらも硬い長椅子みたい)
そこに座り、シートベルトをします。
ポイント!
・「保険証」や「かかりつけ医の診察券」を救急隊員に渡すので忘れずに!
・部屋の戸締まり、火の始末、忘れずに!
家族の急病で動転しているので、どうか、火の元や戸締まり忘れずに、付き添って下さいね。
普段から保険証、診察券などもまとめておいて、すぐに持ち出せるように
決まった場所、できたら目立つ場所(冷蔵庫おすすめ)に置いておくといいですよ。
★冷蔵庫に、救急医療情報を保管する運動が全国的に広がっていますよ。
私もいつも冷蔵庫にペタッと貼ってあるので、忘れずに持ち出せました。
この救急車に乗ってからが、非常に長く感じます。
なかなか、救急車は動かない・・・(涙)
救急隊員は、救急車に横たわった病人の血圧など測りながらも、
さらに「生年月日」などの基本情報や、いまの症状が出た経緯などを詳しく聞き、
そののち普段通院しているのか、
持病はあるのか、
薬は飲んでいるか、
かかりつけ医は・・・など
今の症状以外の情報も聞かれます。
病人は痛みと苦しさで、質問に答えるのは大変です(>_<)
ふぅ、ふぅと息も途切れ途切れに
母は頑張ってこたえてましたが・・・辛そうでかわいそうでした。
辛そうですが、救急隊員は、母(病人)の意識レベルを測っているのです。
ポイント!
・聞かれる内容が、多いので、いままでの病歴や薬などの体調・医療情報はまとめて書いておきましょう!
母のこのときも、付き添いの私も説明しますが、
母の医療情報を書いた「わたし医療情報ノート」を救急隊員に渡しました。
とても丁寧に読んでくれて、
救急隊員>「こんなにしっかり書いてくれていて、とても助かります!」と、言っていただけました。
そして、救急隊員はノートの中から必要な項目を、
メモに書き写しておられました。
ポイント!
・もし、希望する病院があれば、救急隊員に理由を含めて伝えてみては。
救急隊員は3名いて
役割分担があるようで、
病人の様子を観察している人
病人の話をメモしている人
搬送先病院を探す人
のように、分かれているように思いました。
私の経験上(複数回の家族の付き添い経験)によると、
搬送先病院は、救急車の中で探すようです。
だから、かかりつけ病院を伝えたり、
入院になったとしたら、お見舞いに通えそうだったり、
知り合いの先生がいたり、と、
搬送して欲しい病院について
何か希望があれば、
この時点で伝えてみるといいと思います。
希望が通らないことも多いかもしれないけど、
遠慮せず、ダメ元でも希望は伝えてみる!
希望がない時は、専門家である救急隊員が、
病人にとって最善の病院を探してくれると信じて
神様か仏様の導きなのだと信じて
任せるしかないです。
自分が希望した病院が、最善かはわからないし、
希望したことで病院とのやりとりに時間がかかってしまう場合もありうるし。。。
救急隊員は、病院に電話をして受け入れをお願いしているのです。
搬送先の病院が、受け入れてくれたことに感謝して、助けてもらいましょう。
今回のブログで、例に挙げている母の時は、
こちらが地方で、救急受け入れがある病院も少ないし
普段からのかかりつけ病院が地域の救急を担っていたので、
スムーズに搬送先病院が決まりましたが、
都会だと、病院探しが難しい場合も多いと思います。
そして、電話先の救急病院から受け入れOKをもらうと
ようやく病院に向かい
救急車が動き出します。
後ろのハッチを閉めて、
救急隊員の一人は病人のそばに座り、
あとの2人は、運転席と助手席に座っています。
このときは、深夜だったので、
救急車は大通りに近づくまでは
サイレンを鳴らさずに赤色灯だけでゆっくりめに移動していき
大通りからは、サイレンを響かせスピードアップして
大きく車体を揺らしながら、病院に向かいました。
私は母の手を握りしめ、揺れる救急車の中で、
「早く病院に着いてくれー!あまり揺れないでー!」と
心の中で叫んでいました。
救急車の中からは外はほとんど見えません。
カーテンの隙間から少しだけ外を覗くぐらいです。
赤信号もつっきって、救急車はどんどん連れて行ってくれているのですが
運ばれる方としては、
「早く早く、まだなのー?!!!」
と、気持ちがせいてしまうばかりです。
ようやく、ようやく、
救急病院が近づいてきました。
母もどうにか意識があるまま
救急病院に到着することができ、
病院の救急入り口前に、救急車は停車。
後ろのハッチが開いて、母のストレッチャーが病院の中に運ばれていきます。
私は、母の荷物を入れたリュックを背負い、母の靴を持ちと
荷物だらけの格好で、
救急車を降りて、ついていくのですが・・・
ここからは、また次回に。
ポイント!
・救急車は車高が高いので、降りるときに、大きな段差があります。
付き添いの人も、足腰が健康な人でないと乗り降りが危険かもしれません。
次回の話にもつながりますが、
救急病院の付き添いは、かなり体力がいります。
救急車の乗り降りも、健康な人ならなんてことはないですが、
高齢の方や、病気がある人、足腰に不安がある人は、
注意しないと危ないです。
自分は、付き添いができる体力があるのか、
自問自答して、
無理しないようにしていただきたい。
心配なので付いていきたい気持ちが大きいと思いますが、
ついていっても、
家族は数時間も病人に会うこともできないし、何もすることがないので、
体力に自信がない方は、
時間差で、あとからタクシーで向かうとか、
ご自身の体も大切にするように、考えてみて。と、お伝えしたいと思います。
では、次回は救急病院の中で、
付き添いの家族視点と、
患者本人としての体験も交えて書けたらと思います。
「救急車を呼ぶというほどの時」は、
「かなり焦っている時」だと思うので、
こんな機会に、平時から、救急車を呼ぶ時のことを想像してみて、
シミュレーションしてみると
もしもの緊急時に、少しでも落ち着いて行動できると思います。
私と私の家族の体験が、あなたの緊急時のお役に立てることがあれば幸いです。
●●●救急車を呼ぶ方が良いのか?それほどじゃないのか??と、悩む時は・・・
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救急車を呼ぶべきか、悩む時は
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