2016年01月16日

【連載】開発物語アスモスマイルの第一弾商品完成まで(1)〜わたし医療情報ノート&まもるカード〜

アスモスマイルが製作した第一弾商品・・・

それは




小さなノートですが、その記入欄には、患者経験が詰まっているのです。

私自身、15歳の時から

少なくとも月に1度は大学病院に通っていました。


あれから●○年。


大人になって久しいですが

まだ病院通いは続いています。



この長い闘病経験で見えてきたもの、患者視点を活かすことで、


他の患者さんにとっても役立つもの、

闘病の不安が軽減できるようなもの、、が作れるんじゃないか!

患者さんの気持ちがわかる自分だからこそできることがあるはず・・・

と思い

入院中にずっと考えていたのです。


(退院したら作りたい、そんな仕事がしたいと思って、それを希望にして闘病していました。

ちょっと詳しくはコチラにも書いています>



晴れて、生きて病院を出ることができまして(^^)/(<ヤッター)

それから何年もかかりましたが

ようやく体力・気力がついてきて

アスモスマイルをはじめる決意を固めたのです!!!(<ガンバル)



まずは、通院や入院時に

自分が「欲しいな〜」と思うものをいろいろ候補を挙げて、

その中で自分で(または私のつながりに頼れたらば)作れるもの、

お金もないので、小資本で始められること・・・・


と、

あれこれ考えまして


この「わたし医療情報ノート」と

それをさらにコンパクトにした「まもるカード」を作りました!


notecover.jpg



まずは手書きでざっくりした原稿をノートに山ほど書いて(数年がかり)


それから、

PCのデザインソフトで

ノートの罫線を一本一本引きながら、


患者さんが手書きしやすく、

読みやすく、

また携帯しやすいサイズになるようにと

あれこれ想像しながら、試行錯誤して作っていきました。





書きやすいだけじゃなく

持っておきたいと思ってもらえるような

できるだけカワイイを意識して



実用性とデザイン性を両立できるようにと

頭をひねって何度も作り直していきました。



元気だった頃にデザインの学校に通っておけばよかったと

心底思いましたよぉ。。。





私、中学3年生から病院通いだったので

「患者さん向けのもの」や「病院関連もの」って

無料だったりとても安価だったりするけれど、、、



「おしゃれ・カワイイ」から遠い感じのものばかりだったんです。


だから

患者女子として

「カワイイ」にこだわりたかったのです。




病気は誰でも、どんな年代でもツライことなのですが・・・


若い時や子どもの頃から病気になってしまった患者さんって


周りのみんなが「おしゃれ」に目覚めて

キラキラしている時に

「病気なんだから、おしゃれとか関係ないやん」枠に

入れられるワケで・・・ツライです(涙)



病気っていうだけでツライのにね。



だから、できるだけ

若い患者さんにも、

病気用のアイテムでも、通院グッズでも

これ「かわいいし持っておきたいな」と思ってもらえるものを作りたかったのです。




こちらは発病した頃の話。関連記事≫
【連載】開発ものがたり4〜見た目はフツーの女子高生。だけど血が止まらない病気だったのです〜




それで、

長年構想を練って作り上げた「わたし医療情報ノート」はコチラです。


notecover.jpg



見た目への感覚は、十人十色で

私がカワイイと思っても、

「どこがぁ〜」と思われる方もいらっしゃると思います。




悩んでも悩んでも決まらないので

もう、これは 自分の好みに頼るしかないっ!



表紙はできるだけ気持ち明るくなる色を意識しました。

綺麗な水色が出たな〜と思っています♡どうでしょうか?





表紙をひらくと 検査値を貼れるようになっています。

  貼るか貼らないかは、あなた次第。 


note.png


付属のビニールカバーには、

診察券や予約票、保険証・・・

20130305_07b4fc.JPG



お薬手帳も一緒に入れられるようになっています!

20130305_3f8881.JPG





病院行く時はこれ一冊持っておけば、忘れ物の心配はずいぶん減りますヨ!








体調情報や、緊急連絡先も書けるように


20130510_f67242.JPG





その他、

持病について、

アレルギーについて、

今までの病気やケガについて

親戚の病気について、

メモ欄も




監修は中森靖先生という、とーーってもすごい救急専門医です。

ノートの項目を1つ1つしっかり見てもらえて、アドバイス頂け

改良していきました!!

中森先生に監修してもらえたお話はまたの機会に書かせてもらいますねー





つづく≫






◎アスモスマイルは、今日も明日も笑顔で元気に!

 患者視点で患者さんやご家族のお役に立ち、

 心強さや笑顔につながる商品を目指して企画開発しています。

 闘病療養者の在宅ワークや社会復帰の第一歩につながることを目指し活動しています。


●緊急時に大切な体調・医療情報を医療者に渡せるように

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posted by アスモスマイル at 00:52| 【連載】開発ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月18日

【製作中】天気痛の観察にも。闘病記録にも。〜大き目カレンダーノートの開発ものがたり〜

このところ”製作中”の2016年版カレンダーノート。
原稿作りが大詰めでございます。

毎年、秋は来年版のカレンダーを作る為、苦労しています(;´∀`)あはは
デザインソフトにも慣れてきて
少しずつはかどるようになってきましたが、カレンダーの製作は大変です。

なぜカレンダーを作るようになったかと言いますと、
私は何度か入院したことがあるのですが、
毎回の入院時には
体調を記録するためにカレンダーを利用していました。

特に、劇症肝炎で生死をさまよう大変な闘病中には、
大きな壁掛けカレンダーを病室の壁に貼って、
看病してくれている母が逐一、私の病状を書いていったのです。

朝の熱、●○℃
食欲 ▲(半分残す)
体重 ●○KG
腹囲  ○○CM
PT(肝臓の大切な数値) ○○%
昼の熱 ●○℃
薬(モニラック)  ●○cc
便   なし
●○先生が回診
ご機嫌 良し
夜の熱 ●○℃

・・・・というような具合です。

手書きで、ざっくり書いているので、
母でないと読めないような字もあったりしますが

医師やナースが病室に入ってくる都度、みんながみんなそのカレンダーにまず目を通して
私の状態をささっと把握して
それから私の診察に入る。という具合でした。

このカレンダーは私の闘病の一部始終を記録してくれています。
今でも大切に保管しています。

娘(私)が生きることだけを願い
毎日過ごしていた
あの時の母の”祈り”もその文字に込められています。
カレンダーは本当に私の宝物です。

このカレンダーは、
患者本人を中心にして
患者の家族と
医療者の 3者を結び付け、

患者の体調情報を共有することができる
とっても大切で、目に見える形のすばらしいアイテムだと思いました。

それに、記録していると
熱の出方や体調変化の特徴や、薬の効き具合、
リハビリの成果に、お見舞いの人・・・
闘病中のさまざまな出来事、体調情報がカレンダーという大きな紙に
映し出されて俯瞰できる感じになるんです。

自分の体、家族の体調を把握できるんです。

これは、退院後も続けた方が良いと思い、
大きなカレンダーに記録をつけるようにしました。


でも、普通の壁掛けカレンダーだとちょっと書きずらい。

そこで、
「患者さんやご家族にとってちょうどいい記入欄のカレンダー作れたらな〜」という
漠然として想いから始まり、

それに加えて、うちの父が高血圧と腎不全なので、
毎日測る血圧をつけられたらいいな〜とか、
私の微熱や突然の高熱も把握しなきゃな〜とか、
いろいろでてきまして・・・

思っているうちに、
やっぱりカレンダー作ろう!!!
となってきたわけです。

2014年版もあるのですが、
それより今年の2015年版はなかなか自信作で、
いいものができたなーと思っています!(^^)!

こちら↓2015年版
cl15sq.jpg

今年の2015年版をベースに、
さらにちょっとでも改良して良いものを作りたい!と、
来年の2016年版をただいま製作中です。


皆さんの毎日記録したい事柄もぜひ教えてください。

ちょうど、原稿製作中なので、
皆さんのご意見で多いものを中心にして記入欄を作りたいと思います。

1年間、あなたの体調を記録し、通院時にもあなたと一緒に連れて行ってあげてください。
通院時だけではわからない日々の体調変化を主治医とも情報共有してもらえます。

ご家族や主治医、ヘルパーさんと、
1冊の大き目ノートを通じてあなたの体調情報が共有できます。
そして一年間使い終わった時には、
あなたの1年間の頑張りを文字で残す大切なノートになっているはずです。


できるだけ、少しでも使いやすい良いノートに作り上げたいと思います。

365日分の原稿作りは神経疲れるし、
原稿作るのに、かなり時間かかってしまう・・・、さらに原価はかなり高い上、
日付の入ったカレンダーは販売期間が限られているので売れ残りのリスクも・・・と
なんだかんだと難しい商品なんですよねぇぇぇ。。。ふぅ(ネットショップ店長のホンネ)

何度も「今年はやめようかなぁ」と思ってしまうのですが、
悩みながら今年も作ることを決めました。


作ると決めたら、良いものつくらなきゃ!!です。


ぜひ皆様のご意見を教えてください。
記入欄に関するアンケートをお願いしています。
明日18日(日)18時までお待ちしています(#^^#)
 ↓ ↓ ↓
http://www.asumosmile.com/support/%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E5%9B%A3-%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%EF%BC%92%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%882016%E5%B9%B4%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

ご協力お願いしますm(__)m
ご回答のお礼に2名様にカレンダーノートをプレゼントさせていただきます♪♪

ぜひ使ってみてくださいね〜
まだ、いまのところ当選確率高めです♡




【追記】
2015年11月3日より「カレンダーノート2016」のご予約開始しました!
(ご予約期間は〜11月14日まで。)
アスモスマイルwebショップで!≫

posted by アスモスマイル at 00:05| 【連載】開発ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月17日

【連載】開発ものがたり4〜見た目はフツーの女子高生。だけど血が止まらない病気だったのです〜

「開発ものがたり」

連載としてはじめた

ですが、3回書いてぱったり更新できずにおりました😵

3日坊主ですね(恥ずかしいぃー)








そう、それで「はじまりの種」は

私の入院前、私が高校生の頃にあったのです・・・


と、

言い残したまま、

まだ内容をお話していなかったので


今日は、


一番最初のアスモスマイル「はじまりの種」


書きたいと思います‼




アスモスマイルは、私の闘病経験からはじめたものですが、

(詳しくはコチラなど≫



高校生のころのお話に戻りますね。


・・・


・・・


・・・



中学校を卒業するちょっと前、15歳の頃に


「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」が疑われ、検査入院、

そして高校入学と同時ぐらいに診断が下りました。



「あなたは難病です。原因も根本的治療法もわかりません」と😞



15歳の私にとって、かなり衝撃でした👊

20歳まで生きられるのか・・・😖


その精神的ショックやこの病気のことについては

ひとまずまたの機会に置いといて、




簡単に説明すれば、この病気は字のとおりで


特発性(原因はわからないけど)

血小板減少性(血小板が少なくなって)で、

紫斑病(あちこちに紫斑(青あざ)ができる)

という病気です。



青あざができるのは

私にとってそれほど問題ではなかったのですが、


皮下出血にとどまらず、


恐ろしいのは、

体中のどこで出血がおこるかわからない💣

ということなのです。



血小板は、血を止める作用があるのですが

それがものすごく減少してしまっているのです。


何もしなくても、ただ立っているだけで

足や手の末梢血管は重力のせいで

小さな出血をするような状態でした(点状出血)



もし、

ちょっと強くお腹を打ったりしたら、

内臓出血を起こす危険があり、


ころんで頭でも打ったら・・・、

脳出血の恐れが大きいのです😞💦💦


そんなことになれば、

命の危険にさらされます。



体の中ではそんな大変なことになっていても

外見上は、フツーの女子高生と変わらない。



見た目にわからないからこそ、

毎日毎日、

朝の満員電車が怖かったのです🚃



もし、電車の中やホームでころんだら・・・


内臓や脳の中で出血するかもしれない💦


もし、通学時に大地震が起きたら💦、


もし、交通事故に遭ったら、・・・💦


私の病気をわかって、

ちゃんとこの病気がわかる医師に診てもらえる可能性は

極めて低いと思いました。


自分で意識があっても

医師や救助の人にちゃんと伝えられるか、

高校生の話をまともに聞いてもらえるだろうか、、、、



見た目に病気だとわからないのは、

とてもありがたい反面、


病気を証明するものでも持たない限り


もしもの事態の時に

自分の病気をわかってもらえず

手当てが遅れたり、適切な処置をしてもらえないのではないか・・・


と、毎日

不安がいつも頭の中にありました。



そんな「患者だからこそ感じる心細さ」から

持病のある人は

特に自分の病気について書いて持っておく必要がある!!



適切な処置につなげるために、

そして、

毎日の外出時の不安を和らげて

もっと気楽に外にでられるために!!


と、強く思うようになりました。




その高校生の頃から感じていた


”患者だからこそ感じる不安や心細さ”が


アスモスマイルの商品開発の はじまりの種 になっていました。


その頃に感じていた気持ち、経験も

大きな一つのきっかけとなり、


医療情報をまとめていつでも持っておけるようにと


開発することにつながったのです。


 これです↓

notecardset01.jpg


災害時にも、急病時にも、

いつもの通院時にもとても役立ち、

そして普段の生活の中でも持っていると心強くなるのです💕



病気がなくても、アレルギーだったり、

まったく何も健康の不安がない

元気な人にとっても、

特に緊急時には「普段は健康だ。何もない。」ということも大切な医療情報なんですよ💡



ぜひあなたも、あなたの大切な人にも心からお薦めします💓



ぜひあなたも持ってくださいっ😃✨






つづく≫









長かったですね。最後まで読んでいただきありがとうございました(#^^#)


 ◎アスモスマイルは、今日も明日も笑顔で元気に!

 患者視点で患者さんやご家族のお役に立ち、

 心強さや笑顔につながる商品を目指して企画開発しています。

 闘病療養者の就労や社会復帰の第一歩につながることを目指し活動しています。



≫メインサイト  http://www.asumosmile.com


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posted by アスモスマイル at 17:56| 【連載】開発ものがたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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