2019年06月29日

いよいよ抜歯ー血が止まらない難病(ITP)の私が「親知らず(智歯)」抜いた時の話〜1本目その3〜

血が止まらない難病(ITP)の私が親知らずを抜く話の第3回目です。








大学歯学部病院に入院となり
初めて『教授回診』というものをナマで見たあと、


いよいよ手術がはじまります。


手術といっても、歯を抜くだけです。

手術室ではなくて、
外来診察の時に入った大きな診察室(診察台が十数台並んでいたと思います)
の診察台(街の歯医者さんと一緒の形)に座り歯を抜きます。


担当は外来の時に見て下さっていた女性の先生。


入院前の外来時に、手術時に必要になるかも・・・と、言うことで

その女医さんは、
「免疫グロブリン」という血液製剤を用意してくれることになっていました。


止血ができない場合に使うかもしれないからと、

薬品についてくる添付文書をコピーして入院前の外来時に

私に渡してくれて

丁寧に説明してくれていました。


歯を抜くだけなのに、
血液製剤の点滴まで事前に用意してくれていて(特殊な薬なので取り寄せたそうです)
さすが大学病院だな。と、感激したものでした。


さて、診察台に座り、ウィーンと横になったら
水色のシートに丸く穴をくりぬいたものを顔にかけられました。

あの、医療ドラマの手術シーンで、メスで切るところだけ患部が見えるようになるアレです。
こんな説明でわかるでしょうか・・・
顔にかけられて口だけだした状態です。


つまり、私は周りの様子が見えなくなりました。

すると

「おーぃ、ITP(アイティピー)やで」と、声がしました。
これは私の病名です。


そしたら、ぞろぞろと人の気配がして、私の周りを囲んでいるようです。

見えないけど、人が自分を取り囲んでいる気配はするのです。


よく聞こえないけど、みんなで私の口の中を覗いてる・・・
こわーぃ


いまの私はSLEという自己免疫疾患の難病になっていますが、
その当時の病名はITPで、

なぜだかITPだった時は
このように「珍しい患者が来た」と、人(医療者)が集まることがちょこちょこありました。

いまのSLEになってからは、そんなことはほとんどありません。

ITPだからと言って、口の中がいつも出血しているわけでもなく、
見た目にはITPの特徴なんてないんです。


でも、みんなで覗いていきました。
1〜2分だったと思いますが、みんなにのぞかれるのが終わり、


やっと、抜歯にかかります。


歯茎に麻酔の注射をして、


・・・


・・・


・・・

うぅぅぅ、


麻酔がすぐに効いてきて、めちゃめちゃ苦しくなりました。



心臓がばくんばくんと動悸がして

息も吸いにくく苦しいのです。


ちょっと冷や汗な感じで「どうしよう・・・」と、
数十秒我慢していると、

マシになってきたので

そのまま抜歯へと進みました。

(麻酔も怖いです)



この時ははじめての抜歯です。

親知らずは、私には実は2本生えてきていました。

まずは化膿を起こしてしまい、ほっぺたがパンパンになってしまった

一本目を抜いているところです。



この一本目は、抜歯自体はあまり難しくありませんでした。


素直に抜けてくれて、


そして、心配していた出血もそれほどたいしたことはなく、

先生が用意してくれていた「免疫グロブリン製剤」も使うことはありませんでした。

抜歯後は、何も食べられなかったと思います。


お風呂ももちろんダメで、

大学病院の緊張感と、抜歯の緊張でぐったり疲れてしまった私は、


病院のベッドで爆睡していたと思います。



一夜明け、

病院の朝を迎え、朝食がやってきました。

病院食とはどんなものか・・・と、

わくわくそわそわ待ってると

私のベッドに運ばれたのは、

湯飲みが3コだけ。



「え!!なんじゃこりゃ〜」って感じ。


1つの湯飲みに、おかゆの上澄み液

2つめの湯飲みに、お味噌汁の上澄み液

3つめの湯飲みに、牛乳

以上。



驚きの、病院食でした。


抜歯後で噛めないからしかたないですが、もうちょっと固形物が欲しい

私はお腹すいてるんだよーーーっ(怒)

という心の叫びを心にとどめて、湯飲みを1つずつすすって終わりました。



その後、同部屋の女の子達に別れの挨拶をして

抜歯してくれた女医さんの診察を受けて、

消毒してもらい、

一階に降りて


抗生剤やら炎症止めやらの薬をもらい

退院手続きをして無事退院しました。



この日はまず1本だけ。

うまく行くかどうか、ひとまず化膿してしまった方を抜いたのです。


あと一本は、この抜歯が落ち着いてから改めて抜きましょうという事になりました。




1本目は大出血を起こすこともなく、

このように無事に抜けましたが、


はじめての大学病院の入院に、いろいろと驚くことがありました。


親知らずの抜歯という、簡単なことのように思いますが


血が止まらない私は、


この女医さんにいろんな準備をしてもらい、

入院までさせてもらってしっかりケアしてもらったので

安心して抜くことができました。



薬についても、内科の主治医に確認してもらい、

内科と相談しながら決めてくれたようでした。




本当にいい先生にあたったなぁと幸運に感謝しています。



出血傾向がある病気の方の抜歯について、

私の体験が何かのお役に立てましたら幸いです。

私自身は、ITPが15歳で発症してから歯の大きな治療が怖くて

特に抜歯なんて・・・と、怖くて

「親知らずが生えませんように」と、祈っているぐらいでした。


祈っていても、生えてきてしまったんですよね。


それでも街の歯医者さんに行くのをためらって、

なかなか歯医者に行かなかったら、そのうち化膿してしまったのでした。


(私ったら体力ないのに大学の卒業旅行で無理してしまって、旅行から帰った日からパンパンに腫れ上がってしまったのです)


で、このまま置いておけるような状態じゃなかったので、

思い切って、大学の歯学部病院へと直行したといういきさつでした。






そして二本目。


1本目がうまくいったので「もう入院しなくても大丈夫でしょ」という先生と私の判断で、

外来で抜くことになりました。

しかし、2本目は、抜くときにとーーっても手こずりました(>_<)



2本目のことはまた別の機会に書きます。






みなさまも親知らずにお気をつけてくださいね。





長文お付き合いくださりありがとうございましたm(_ _)m











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posted by アスモスマイル at 21:49| 管理人の闘病関連雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

大学歯学部にも教授回診があった・・・血が止まらない難病の私が「親知らず(智歯)」を抜いた時の話〜1本目その2〜

こんばんは。
ずーっと前に、書いたままで続きを書かねばと思いながら忘れてしまっていた
私が親知らずを抜いた時の話。

覚えておられる方ももうおられないのでは・・・と思うので、
その時の話はこちらです>

この続きを思い切って書きたいと思います。


15歳の頃から血が止まらない病気(特発性血小板減少性紫斑病)だった私が、

大学4年生の時に、親知らずが生えてきてしまったのです。



それで、内科でかかっていた大学病院の歯学部「第二口腔外科」に行きまして、

診てもらったら、「抜かねばならぬ」と。


そして、「入院だ」と。

血が止まらない私にとっては、

歯を抜くのはかなり勇気のいることでした。


詳しくは、前回のブログ記事をぜひ読んで下さいネ〜







それで、大学病院の歯学部に入院することになりました。





それまでに入院経験はほとんどなく、15歳の頃に検査入院で家の近所の小さな病院に入院したことがあっただけで

大学病院に入院とは、はじめてのことでした。


歯を抜くだけで入院になるとは・・・


という、思いを抱えながら入院手続きを行いました。



午前中に外来の採血室で採血して(歯学部にも採血室があるんです!それまで街の歯医者さんに行っていた私には驚きでした)


血小板の数値を確認して、


一度は数値が悪かったので、抜歯が無理だと判断されその日の入院は流れ


また違う日に、トライとなりました。


2回目ぐらいでまぁまぁの検査数値だったので

(確か、その日は血小板が8万ぐらいだったと思います)


その日は抜歯を決行!!ということで、入院になりました。


入院と言っても、何事もなければ『1泊2日』の予定です。






はじめての大学病院への入院は、4人部屋。


横並びに4つベッドが並んでいる細長い部屋でした。

ちょっと珍しいのでは??





もちろん女性だけの部屋でして、

私より少し年下の20歳前後の女の子が二人と、私より少し年上の女性が1人でした。

みんな大変な手術のために、入院していた人達ばかりでした。



一人の子は、顎の手術を終えたあとで、顔にぐるぐると包帯を巻いていました。

もう一人は明日、同じく顎の大きな手術だということでした。




そんな大手術をする人ばかりの中に


「親知らずを抜く」だけで入院した私はとても肩身が狭く・・・






同部屋の女の子達は私の入院理由を聞いて、

「なんでーなんでー」っと、激しく驚いていました。


確かにその通りですよね。

大変なところにお邪魔して申し訳ありません。って感じでひっそり過ごしていました。





でも、血が止まらない私が歯を抜くのは、かなり危険なことでして、

そのような持病の話もしたりして、同部屋の皆さんに納得してもらい、


わいわい女子トークをしながら

どうにか入院生活がスタートしました。







体調悪いわけではないのでベッドに寝ているのも、居心地悪いな・・・と

手持ち無沙汰でいたら、

ナースが近づいてきて

「今からね、教授回診があるので、驚くかもしれないけど何もしゃべらずただベッドに座っててもらえる」

と、言われました。


私「教授回診?」


その当時は、ドラマでも見たことがなかったので、どんなものだかぜんぜんわからず

言われたままにじっとベッドに座って

何が起こるのだろう・・・と、そわそわと待ってました。


同じ部屋の女の子達もみなベッドの中に座ってじーっとしています。

そして、私以外の子はどんなものか知ってるので

「まぁ、見てたらわかるし、すぐすむで」と。




ちょっと待ってると、


どやどやと白衣軍団が部屋に入ってきて、一人一人の患者のベッドの足下に医師が立って、

患者の顔とカルテを見ながら、ぼそぼそ医者同士で話しているのです。

4人分終わったら、そのまま患者には何も言わず、病室を出て行きました。


私の感想・・・「これ、なんやねん」




病室のベッドで待つように言われていたので、

廊下の医師軍団の様子を見ていないのですが、

きっと、ドラマと同じように教授が先頭切ってぞろぞろと歩いていたのだと思います。


歯学部でも「教授回診」が、あったのですねーーー。





はじめての教授回診を間近で見て

なんかもやもやとした気持ちでいたら、




違うナースから声を掛けられました。



今度は、

「歯磨き講習受けたことある?」と。


その時はそれも未経験だったので

「ないです」というと、

「じゃ、今からやりましょうね〜」ということで、







「親切だな〜☆やった〜」って感じで喜んで別室に行き、

「歯磨き講習!」





歯磨き講習自体は、特に変わったことはなかったのですが、




歯磨き講習をしてくれたナースから


やたらと「内科病棟はきれいでしょ〜☆いいな〜いいな〜」と、


通っている大学病院(内科)のことをうらやましがられました・・・




と、いうのも、

内科が入っている大学附属病院と、歯学部は同じキャンパスの中にあるのですが

建物が違いまして、


附属病院は新築されてキレイなのにくらべ、


歯学部はいつ建てたのか・・・大昔の建物でふるーーーーい ままなんです。


歯学部の病棟も古くてちょっと怖かった。





ナースからさんざんうらやましがられましたが、

その当時は、内科では外来診察だけで、入院したことなかったので

私は詳しいお話もできず、ナースの期待に添うことはできませんでした。



あと、このナースはヘビースモーカーのようで

ナースの制服姿なのに、タバコ臭くて・・・


歯学部のナースなのに、、、なんてことだぁ・・・と、驚きちょっと悲しくなったのでした。


タバコで歯が汚れてそう・・・


歯磨き講習してもらってる先生がタバコ臭かったら、

ちょっとね・・・ なんか、こちらでも もやもやしておりました。








そんなこんなで

歯磨き講習も終わり、




さぁ、いよいよ親知らずの抜歯の手術が始まります。






(6月29日書きました)









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posted by アスモスマイル at 21:11| 管理人の闘病関連雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月20日

診察室での衝撃の光景・・・

病院で「ギョっ」としたこと、思い出したので
短い話で、特にオチもない話ですが、ちょっとした私の診察室の思い出、書きます♪


私は持病・全身性エリテマトーデス(SLE)のために定期的に検査と診察に行きます。
病院通いは、ずーっと続いているのですが、

その診察時(内科)に、
診察室へ入って「ギョっ」としたことがありました。

これは現在の主治医とは違う先生の話です。



ある病院での診察時のこと。

順番がきて、診察室のドアを開けると

主治医が診察室で机に向かって座ってるでしょ




患者は、「こんにちは〜」って入っていきますよね。

で、主治医の顔を見る。

主治医「調子はどうですか〜」って感じで話を始める。




その机の上に、

驚きの光景が・・・

(ちなみに内科の診察室です。)



検査数値やレントゲン写真じゃないんですよ


別の患者さんのカルテとか、


勝手に転院手続きの書類とか、でもないです。




何かが置いてありました。

って言われても、想像つかないですよね。



主治医は、朝から診察が続いているからノドも渇きます。

当たり前です。





どの先生もペットボトルのお茶や缶コーヒーをデスクに置いてたりしますね。

診察の合間に飲めるように。


そう、そうなんです。


私の主治医も、コーヒーをデスクに置いていました。


ここでまでは普通です。





そのコーヒーが、なんと、


採尿用の紙コップに入れられてたのですーーーっ!!!


あの採尿検査の時に、検査の人から渡される あれです。

メモリが入り、内側がコーティングされた採尿コップです。




おいしそうなコーヒーの香りが、診察室に漂っていました。


しかし、採尿コップに真っ黒のコーヒーが入れられ主治医のデスクの隅に置かれた

その光景を見た時、

私はそのコップから目が離せなくなりました。



「いくら新品のコップだからと言って、

採尿コップにコーヒーは、ないやろ〜(心の声)」



「なぜそれに入れてるの・・・(心の声)」訳を聞きたい。


でも、聞けませんでした。


何事もなかったように、

その事には触れること無く、いつものように診察を終え、

後ろ髪を引かれながらも、私は診察室を出ざるをえませんでした。




その日以来、その後は一回もその光景を目にすることはありませんでしたが、

いまでもたまに、あの衝撃の光景を思い出します。




【疑問】先生は、コーヒーを自ら採尿コップに入れたのだろうか?

コップがないからと言って、そんなことするだろうか?




それとも、

ナースや事務員さんからの差し入れ?

ナースから、からかわれたのか? 

暗に、いじめられているのか?



その主治医は、若くてあっさりしてて、とても人気がある人でした。

患者さんもどんどん増えてくるし、ナースにも感じよさそうだったのに、

いじめられてるって感じはしないのですが。



あれは、なんだったんだろう???


私の15歳から続く長年の通院歴の中でも、かなり衝撃的な光景でした。






不思議な光景、みなさんの病院でも何かありますか?








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posted by アスモスマイル at 22:02| 管理人の闘病関連雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする