この連載では、私の持病である全身性エリテマトーデス(SLE)の薬「プラケニル(ヒドロキシクロロキン)」を使った効果、使用感、副作用などレポートを連載しています。
★プラケニルについてはカテゴリー「プラケニル」にまとめています
前回の記事はこちら>
【第17回】プラケニル(ヒドロキシクロロキン)を飲み始めて5年突破!SLE寛解に
2017年1月に当時まだSLEの新しい薬だった「プラケニル」を飲み始めて、
今年で6年を突破しました!
プラケニルは、目(網膜)に副作用がある場合が、ある、と言われていて
それも飲み始めて5年を過ぎると、その危険性が高まってくるとも言われているので
ちょっと心配になってきていますが、
先日の眼科では、副作用については無事でした。
私の左目は、角膜潰瘍(黒目に潰瘍ができて、痛みや見えずらさなど)が再発しやすいので
3ヶ月に一度ぐらいは眼科へ行っています。
このところ、また左目が炎症気味なので、
目薬の回数を増やし、
眼科診察も増えています。
が、
プラケニルの副作用は、セーフ!
そして、2021年の春ぐらいからSLEの検査値(抗DNA抗体など)が、かなり状態よくて
寛解といえる状態が、続いています。
プレドニン5mgを2019年から続けていて、
2021年からは抗DNA抗体も正常化!
2年近く寛解状態のまま、プレドニン5mgだったのです。
なんどか、「プレドニンを減らしてほしい」と主治医に相談したのですが、
主治医が慎重な方で、
「いま、状態が良いのは、プレドニンを5mg飲んでるからだ。もし再燃したらいまよりずーっと多い量を飲まねばならなくなる」と、
一向に減らしてくれそうになかったんですよね。
私は、免疫抑制剤が飲めないので、
主治医曰く「3mgとかになってる人は、免疫抑制剤も飲んでる人だから」と、
「5mgでも少ない方だ」って感じで、
プレドニンの減量については、ぜんぜん取り合ってくれなかったんですよね〜
本当はもっと前から減量してほしかったんだけど、
2021年秋〜2022年夏まで、
3度も手術をせねばならない状態でもあったし、
私も「無理したらあかん。我慢強く、時が来るのを待とう」と思ってました。
なかば、もうこれ以上は減らないんだろうなぁ・・・と、諦めかけていたのですが、
昨年2022年の11月ぐらいから、
眉毛の間「眉間(みけん)」に、ニキビが頻発して、
どんどん増えて
治らなくなってしまったんです。
ファンデーション厚めに塗っても隠れないほどになってしまって
これは「たまらん」と、主治医に見せたら
主治医も驚き「皮膚科へ行け」と。
で、同じ病院の皮膚科の予約を取ってくれて・・・、
これが良かったみたい。
皮膚科の診察で、「あなたは、ステロイドを長年飲んでるから、『ステロイドニキビの親玉』がいるから、何かの折には出てきてしまう。ステロイドが2〜3mgだとこんなこともないのですけどね。まだ5mgも飲んでるから、いつでも出てきてしまうよ」
って感じで、ステロイドニキビだと診断されました。
主治医にもその診断内容を伝え、
きっと、皮膚科もカルテに書いてくれていたのでは・・・?!
年明けの膠原病の診察日に、
抗DNA抗体が、「2.2」まで下がっていたのを確認できて(今までで最小記録更新しました!(正常値は6以下です))
テンション急上昇!!!
思い切って「プレドニンを減らしたい!挑戦させて」ってお願いしてみました。
すると、
あっけなく叶ったんですーーー!!!
今までは何度お願いしても聞く耳もたずって感じだったのに、
ニキビのおかげもあるのかなぁ?
皮膚科の先生のおかげかな?
ようやくプレドニン5mgの壁を突破します。
と、言っても、私も慎重なので
4.5mgと、5mgを交互にすることにしました。
それでも、5mgより減ることができるなんて、夢のよう!うれしいよー♪
うまく減量できれば、4mg、3mgも見えてくるでしょ!?
今年は年明け早々から、幸せやってきました!ありがとーーー
それもこれもプラケニルを飲み始めて、どんどんとSLEの活動性が落ち着いてくれたおかげだと思います。
プラケニル飲む前は、
プレドニン10mg飲んでも、どんどんSLEが悪くなっていくし、免疫抑制剤は追加できないし、
40度近くの不明熱が頻発するし、
また入院になるんじゃないかと、お先真っ暗な日々が何年も続いていました。
プラケニルが飲めるようになり、目に見えてSLEが落ち着いてくれました。
その6年間の軌跡は、こちら
プラケニルカテゴリーにレポートを書いています(本日分で第19回の連載)
第2回はこちら>
プラケニルのこと、知りたい方に
私の体験談がお役に立てればうれしいです。
プラケニルも
副作用やアレルギーで飲めない人もいるとの話も聞きますので、
効果には個人差があると思います。
いろんな体験談も知った上で、
主治医としっかり相談しながら
納得いく治療につなげてもらえたらと、願っています。