こんばんは!
先日のブログで大腸憩室炎の手術が、一段落したところまで書いたので
連載の本題は、「こちら↓ 前回の(15)」で終わりとも言えると思うのですが、
その続き、手術後はどうだったのか!?
スッキリ治ったのか?
何かツラいことは起きなかったのか?
と、手術をするかどうか悩んでおられる方や、
手術前で心配している方など
術後の生活について気になる方もいらっしゃるのでは!と思うので、
「その後」を書きたいと思います。
・・・・前回までのあらすじ・・・・
全身性エリテマトーデスの持病がある私は、
大腸憩室炎がさんざんこじれてしまい、内科的治療の限界になり外科手術で「S状結腸」を取り、
同時に、小腸と大腸のつなぎ目である回腸に人工肛門(「イレオストミー」や「ストマ」と呼ぶ)を付けられることになりました。
そして、その人工肛門生活も一時的な処置だったので、
2022年3月に人工肛門(ストマ)を閉鎖する手術を受けたのです。
これが前回までのあらすじです。
それぞれ詳しいことは、連載に書いていますので、ぜひそちらも読んで下さいね!
そして、人工肛門閉鎖手術を受け、
元の身体近くまで戻してもらったのではありますが、
術後の「その後」・・・
手術したものの、体調回復とはいきませんでした(-_-;)
退院後の外来診察では、外科の主治医から
「とても状態がよい」と診断されたのですが
(ちなみに、外科の診察は内科とは違い、毎回お腹の音を聞いてくれます。
私の持病を診る膠原病内科や免疫内科では、聴診器を当てることなんてまずないので
お腹の音を聞いたり、手術の傷口をちゃんと見てくれるので、
外科は「診察してくれてる感」がありました)
外科主治医からすれば、
キズの治りも悪くなく、
お腹の音もよい。
下痢もないし、
術後は「よい状態」だったのですが、
私は、退院した後も、
右上腹部がひどく痛む日があり、悩んでいました。
なかなか痛みが取れない。
手術したんだから、大きくメスを入れたんだから
どこか痛くてもしょうがないんだろうなぁ・・・とは思っているのですが
手術後しばらく経っても、
痛みは軽快するどころか、
どんどん頻繁におきるようになってきたのです。
外科の主治医にも、
持病の膠原病の内科主治医にも
診察のたびに、痛みについて相談するのですが
どの医師からも
「なんでかな?」
「手術はうまくいったんだけどね」
「様子みてみましょう」
という返事が繰り返され、
そのうち、外科の主治医は
3月末で転勤になり(<やっぱり・・・。うすうすそんな予感がしてたんですよ。だから主治医がいるうちにストマ閉鎖の手術もしてもらった方がいいんじゃないか・・・と思ってました)
主治医の転勤時の話はこちら>
私が、上腹部痛がひどいと訴えるので、
外科の外来診察も、卒業とはならず
外科主治医の引き継ぎをしてくれて
手術もしてくれた外科部長?偉い先生が、その後のフォローをしてくれることになりました。
以前にも書きましたが、この病院の外科は
とてもアットホームないいチームで、
上下関係の嫌な感じがまったくなくてフレンドリーないい先生ばかりでした。
なので、
主治医が上の先生に替わってしまっても、入院中から何でも話せる素敵な先生だったし
主治医交代については問題はなかったんですけど・・・
上の偉い先生が診察してくれても
私の上腹部痛は相変わらず原因もわからず(というか、どの先生もあまり詳しく調べようとしてくれない)
経過観察。
手術から2ヶ月経っても、痛みで寝込む程になることがしばしばでした。
とはいえ、人工肛門閉鎖手術後の状態はよいので、外科で診ることがなくなり、
上腹部痛の観察は、
持病の膠原病内科の主治医が診てくれることとなり
外科は卒業しました。
なお、人工肛門閉鎖手術のあとは、
内視鏡検査もCTなどの検査もありませんでした。
外科外来では、
キズの治り具合を診ることと、お腹の音を聞く、問診などの診察だけでした。
外科が卒業できたのは嬉しいのですが・・・
それで、
この謎の激しめの
上腹部痛についてですがね・・・
結局ですね、、、
3月に人工肛門の閉鎖手術をして
5月まで外科に通い
7月には、悲鳴を上げるほどの上腹部痛が繰り返すようになり
もう、ほんとうに激痛になってきました。
身もだえして冷や汗かくほどの激痛があるなんて
さすがにおかしい!!!
これは
手術後の痛みなワケはない!!!
なんど
膠原病の主治医に言っても、
外来の時に痛くないし、血液検査が良いものだから
真剣に私の苦しさを受け止めてくれなくて、
「様子見ましょう。じゃ次の予約は・・・」って、感じで、帰らせようとするから、
「なにか検査はなんですか!!!CTとかエコーとか!」って、
私は、ねばってお願いしたら
やーーっと、
しぶしぶCTを撮ってくれることになり
(地方の病院は、その日のうちにCTを撮ってくれるので、その点はありがたいです)
診察室からすぐさまCT撮影へ。
すぐ検査結果がでまして
診察室に再度呼ばれたら、
主治医は神妙な顔をしていました。
主治医>「総胆管結石落ちてるね。これは痛かったでしょー。
すぐに手術だな。今日は金曜日の午後だから週明けすぐに消化器内科にいきなさい」
と、やっとやっと3月から訴えていた症状に診断がつきました。
7月下旬のことでした(涙)
「総胆管結石」と、私にとっては初めて聞く病名を告げられ驚きましたが、
激痛の原因がわかって
本当にホッとしたのです。
総胆管結石については、こちらの記事にまとめました>
総胆管結石は人工肛門閉鎖手術とは、
直接的な関係はない病気だと思います。
別の病気が、続いてやってきてしまった・・・って感じですね(涙)
とはいえ、
ここからは私の推測ですが、
総胆管結石は、
胆石が胆嚢から総胆管に落ちてしまう病気とも言えるのですが
(総胆管で石ができたり、肝臓でできた石が落ちてきたりというケースもあるようですが)
胆石ができる原因のひとつとして、
「急な体重減少」が挙げられています。
大腸憩室炎の時に、食事がほとんど摂れない状態を数ヶ月過ごして15キロぐらいは体重減少したので
その影響で、胆石が増加したのでは?と、推測しています。
その胆石が、ころころと総胆管に落ちてしまって
激痛に・・・
総胆管結石は、詰まってしまうと命に関わる危険な病気なので
早く取らねばなりません。
3月に人工肛門閉鎖手術をしたばかりなのに、7月に総胆管結石が見つかりすぐに手術が必要となりました。
というわけで、
ストマ閉鎖手術とは直接的な関係はないですが、
総胆管結石は、術後の大変さの一つでした。
そしてまた、総胆管結石とは違う
大変なことが続きます。
もう、勘弁してよぉ・・・(涙)って感じです。
では、続きはまた今度。
今夜は、術後の「その後」の話でした。
私の経験や心境をお伝えすることで、
大腸憩室炎や人工肛門について不安を持たれている方、
患者さんやご家族のみなさんに何かのお役に立てましたら幸いです。
連載の前回はこちらです
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